多浪・多留生向け「ES/履歴書テンプレート(上手い言い訳)集」

2019年4月1日

多浪・多留生向けに、

  • 多浪の言い訳
  • 多留の言い訳

に関するテンプレート集を作成しました。つまるところ、「上手い言い訳集」です

 

まず前提としてですが、面接では、多浪・多留の言い訳よりも、自己アピールの方が遥かに大切になります。じゃなきゃ採用されないですからね。

とはいえ、言い訳がゼロも良くないです。ただ無意味にサボって多留したわけではない、と言い訳することで、「会社に入っても仕事をサボったりはしないよ!」と保証してあげる必要があるからです。

 

なので、ダラダラと言い訳をせずサラッと言い訳を済ませ、さっさと自己アピールに入ることが大切です。ついでに、言い訳の内容がそのまま志望動機や自己PRに上手いこと繋がっていれば、万々歳です。

 

ということで、上手いこと志望動機や自己PRに繋げられる、多浪多留の言い訳テンプレートをご紹介します。

履歴書やES、面接でどうやって多浪・多留の上手い言い訳をすればいいか悩んだ時は、迷わず当記事のテンプレートを参考にしてください。

 

(それ以外の、意識高い感じのESの内容を見たい場合は、外資就活に登録しましょう。三菱商事、ゴールドマンサックス、マッキンゼーやそれに類するトップ企業通過者のESを読めます。もちろん、ほぼ全員が基本早慶以上の現役生の上位層なので、内容を鵜呑みにはできませんが。)

 

言い訳の文章は、完全に丸パクリでもいいですが、基本的には少しアレンジすることをオススメします。

 

多浪の言い訳テンプレート

多浪の言い訳は、履歴書では基本的に書かなくてOKです。面接の際に、必要ならば言えば良い、くらいのものです。

 

多浪の言い訳の基本となるフレーム

「①高校時代は勉強以外に打ち込んでいたor目標が無く勉強をサボっていた。

→②現役で全落ちしてから目が覚め、高い志望校を目標に猛勉強した。

→③1浪でも受からなかったが諦めず、X浪した。

→④最終的には第一志望に受かったor落ちて落ちて第二志望になった。諦めずに挑戦し続けたことに後悔は無い。

(→⑤一度目標を決めたら、決してあきらめず最後まで頑張り切る根性と粘り強さには自信がある。その粘り強さ、諦めの悪さは、御社の営業という仕事では非常に役立つうんぬん(自己PR))」

という流れです。⑤は、自己アピールの一環として使ってもいいですが、わざわざ言わなくてもいいので、カッコにしておきました。

 

例1.

「①高校時代はずっと部活/趣味に打ち込んでいて、行きたい大学というのもなかったので、勉強をサボっていました。

→②ですが高校3年の秋頃、実際に〇〇大学に足を運び、雰囲気を見て、どうしても行きたいと強く思うようになりました。

→③現役時は勉強不足のため全く歯が立たず、どうしても諦めきれずに親を説得し、浪人しました。

→④予備校代の半分は自分で払うという約束で、朝の新聞配達と土日の引っ越しバイトでお金を稼ぎながらの浪人生活でした。X年浪人してしまいましたが、最終的に行きたかった〇〇大学に無事合格できたので、後悔はありません。

→⑤自分にはこのように、絶対にやると決めたら何が何でも最後までやりきる粘り強さがあります。この粘り強さは、仕事をしていく上で絶対に必要な要素だと考えます。この粘り強さを活かし、御社でも仕事に食らいついて成果を上げていきたいと考えます。」

 

例2.

「①現役時代は特に行きたい大学もなく、何も考えず何となくで受験し、全ての大学に落ちました。

→②そうなってから初めて危機感を感じ、本気で大学を調べ、勉強に打ち込み始めました。大学を調べる中で××大学に魅力を感じ、絶対この大学に行こうと決意しました。

→③1浪目ではあと少しの点数でxx大学は落ちてしまい、第二志望の大学で妥協するか悩んだのですが、諦めきれず、親に相談して2浪しました。

→④2浪しても第一志望には受からず、最終的に第二志望の大学に行くことになりました。振り返ると勉強計画や見通しの甘さなどの反省点はありますが、挑戦したことに後悔はありません。」

 

例3.(平均以上の学歴の人向け)

「①高校までは勉強を全くと言っていいほどしていませんでした。高校受験も、塾に行かず独学だけで受かったので、正直大学受験を甘く見ていたところもあります。ですが現役時は、滑り止めと思っていた大学にすら落ち、へこむと同時にプライドを傷つけられた気持ちになりました。

→②そこで、浪人するからにはさらにランクを上げたいと強く思い、絶対にXX大学に行くと決めて勉強を始めました。

→③半分意地になっていて、ズルズルと3年も浪人してしまいましたが、

→④最後は絶対に行くと決めたXX大学に受かったので、後悔はありません。」

 

留年の言い訳テンプレートの、2つのパターン

 

留年の言い訳テンプレートには2パターンあり、

  1. 本気で打ち込んだ趣味か何かが他にあった
  2. このまま進級・卒業してやりたいことが無かった

この2つのどちらかです。

 

●パターン1「本気で打ち込んでいた趣味か何かが他にあった」のテンプレート――――――

「①大学に入ってからしばらくは、本気でXXに打ち込んでいた(勉強をサボり、留年しても仕方ないくらい本気だったアピール)

→②ある時社会に出ていない自分の視野の狭さを実感した(なぜそれだけ本気だったXXを諦めたかを説明)

→③きちんと社会に出て、しっかり働こうと決意(なぜ就活をしているかを説明)

→④元々御社の業界には興味があった/XXでの経験を通じて御社の業界に興味を持った。本気で打ち込んでいたXXでの経験は、御社で必ず活きる。(志望動機と自己PR)

という流れが基本です。

 

本気で打ち込んだ趣味か何かに関しては、最悪実際に無くてもOKです。

無いなら作れば良いだけで、例えば適当に投資の本を3冊くらいしっかり読んで、実際に2週間くらい全力で投資に打ち込めば、「ずっとやってました!」と言っても問題ない程度の知識は身に付くからです。(これができないなら、本気で打ち込んだ趣味か何かを言い訳にすることは諦めましょう。)

 

●パターン2「このまま進級・卒業してやりたいことが無かった」のテンプレート――――――

「①何も考えずに2年に進級した時、このまま何となく進級しては、就職も何となくしてしまい、公開するのでは?と危機感を感じた(留年した言い訳)

→②試験をわざと受けず留年し、まず将来やりたい仕事を見つけようと思った(留年中を遊んでいたわけではないとアピール)

→③色んなところへ旅行したり、色んなバイトをしたり、色んな本を読む中で、やりたい仕事はXXだと気づいた(志望動機アピール)

→④これだけ時間をかけて調べ上げて、本気で御社を志望しています。誰よりも熱意はあり、負けません。(自己アピール)」

という流れが基本です。

 

メーカーや食品、流通業だったり、各種営業職の仕事などは、スキルや資格アピールより、こうした「強烈な熱意アピール」の方が受かりやすかったりします。

メーカーや食品、流通業へ行きたい方や、本気で打ち込んだ趣味などが無い上、今から面接のために趣味を作ろうとも思わない方は、このパターン2がおすすめです。

 

パターン2を使う場合、実際に日雇いや派遣で10種類くらいのバイトを経験することをおすすめします。実際に経験することで、面接で突っ込んだ話をされても受け答えできますし、何より、嘘になりません。

で、「それだけのバイトをこなして様々な仕事を実際に体験しがら、本を読んだりネットで調べたりして、本気で進みたいと思える業界・会社を探しました。それが御社でした。」といった話に繋げる感じが良いでしょう。

 

留年の言い訳テンプレート(パターン1)

今後こまめに例を追加していきます。

 

例1.パターン1

「①大学に入ってからは、バイトが楽しくバイトにずっと打ち込んできました。特に、地元の塾講師はやりがいもあり、給料も高く、このまま教師になるのも良いかと考えていました。その塾の塾長も歓迎してくれるとのことでしたので、このまま大学を辞めてもいいかなと考えていたくらいです。

→②ですがある時、私が大学生だと知っている生徒から「先生はどんな業界に行きたいんですか?」「今はどんな仕事が一番人気なんですか?」「Googleがすごいって聞きましたけど、どんな仕事をするんですか?」といったことを聞かれ、その度に答えに詰まって「自分は一度も社会に出ていないし、世の中のことを何も知らないんだな」と感じました。

→③そんな瞬間を経験していくうちに、「ちゃんと社会人になりたい」「きちんと業界研究をして、行きたい業界を本気で探し、就職したい」と強く考えるようになりました。(ここまでが多留の言い訳)

→④そこで、ここ10年で大きく躍進し、今後もまだまだ大きく発展していくと考えられるIT業界に行きたいと考えました。中でも特に、塾講師での人にものを教える経験も活かせる仕事として、ITコンサルタントを強く志望しております。(志望理由)

塾講師時代は各生徒に対し、毎月の塾内テストでの目標点を具体的に定めて勉強を教えていました。個別のヒアリングと観察で現状の得手不得手を整理し、目標点達成のための勉強計画や進捗管理などは全て数値化して作戦を立て指導に当たり、目標点達成という成果を上げていました。こうした常に数字を意識した定量的な思考や、こまめなヒアリングで生徒と関係を作り上げていく努力、進捗をきちんと管理して成果に結びつける実行力は、御社のITコンサルタントとしての仕事において重要な資質であり、そこには上記の経験から自信があります。(自己PR)」

 

 

 

以上、ぜひESや履歴書、面接で参考にしてください。

今後どんどん例を追加していきますので、そちらも参考にして頂ければと思います。