多留して就職した後の立ち回り

多留して入社!その後は…?

今回はちょっとした閑話休題。
「多留が就職したら、就職後ってどんな感じ?」という質問をそこそこ多く頂いたので、その辺りに関してお話していこうと思います。

ざっくり、人間関係に関する話、仕事に関する話、転職や出世に関する話の3本でお伝えします。

 

 

多留の新卒が就職後に出会う「厄介な存在」

まず人間関係ですが、大きく「同期」「年下の上司」「年上の上司」の3種類の人と付き合うことになります。

「同期」と「年上の上司」は、大して問題になりません。同期は同期なので、普通に大学の友人の延長線上で付き合えます。多留ともなれば、年下の同級生という存在に慣れているでしょうし、今更敬語がどうとか面倒なことにそんなにこだわらないでしょうから。

また、「年上の上司」も問題になりません。そこそこ出世している方々がほとんどですし、そもそも現役で入っても年上の存在ですから。普通に年上の人と付き合う感じでOKです。

 

問題は「年下の上司」です。こいつはかなり厄介です。

例えば筆者は2浪3留、計5年遅れで入社していますから、入社時は27歳なわけですが……新卒の面倒を見るのは1年上の先輩、つまり23歳~24歳の人であるケースが非常に多いです。

こうなってくると、やりづらいのは23~24歳の方です。新卒で入社し、自分より年上しかいない中で仕事をしてきた人が、1年頑張ってようやく後輩ができた!と思ったら4歳も年上が入ってきたわけですから笑

そりゃあ、向こうとしてもやりづらいことこの上ないです笑

 

我々としても、先輩風を吹かせて普通に色々タメ語で教えてくる23~24歳を、どこか内心下に見てしまうと言いますか……普通の指導のはずが、「なんやねんこいつ偉っそうにウゼェな…」と感じてしまいがちです。

まぁ仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。でも、職場では先輩ですし、その辺の人間関係のストレスは、多少は覚悟しておいてもいいかもしれません。

 

この問題の解決策ですが、仕事に関しては当たり前ながら23〜24歳くらいの人の方が先輩なので、あくまで後輩としての姿勢を崩さずに付き合えばOKです。

変に年齢を意識すると、更に上の上司から目をつけられ、出世も遠のき、転職もままならなくなるので気を付けましょう。

 

ちなみに筆者は、年下の後輩にタメで指導されるのが異様に腹立たしく、しかしあくまで上司であることには変わりはないため、非常にモヤモヤとした時間を過ごしていました。

これに対する解決策ですが……筆者の場合は、あえて後輩ができてからも敬語で接することで、「お前は上司だけど、お前に対する言葉遣いも後輩に対する言葉遣いも同じなんだよバーカw」と心の中で思い、スッキリしていました。

ちなみにこの解決策ですが、本当に上の方の方からは、誰に対しても敬意を払う態度と勘違いさ!、非常にウケが良かったのでオススメです。

 

仕事内容自体には、特に現役の人と差がつくわけでも何でもない。

仕事に関しては、当たり前ですが、現役新卒と大差なく、割と普通に投げられます。

というか、ある程度の年齢の先輩方からしたら、22歳新卒も27歳新卒も、ようは「子供くらいの年齢の若者」ですからね。別に仕事が22歳同様にできなくたって何も言われませんし、色眼鏡で見られることは、あんまりありません。(完全に色眼鏡が無いとは言いません。そこは運です。)

ただまぁ、繰り返しになりますが、変に気負わず淡々と仕事をしていれば、特に何か面倒なこじれ方をすることはないので、年齢は意識しすぎない方がBetterです。

 

とにかく、分からないことは分からないと素直に言えるようになっていればそれでOKです。

筆者はこれができず、最初年齢を意識しすぎて苦労しました。ほんと、素直にいきましょ。。。

 

転職や将来のキャリアアップは…?

最後に、転職や出世に関してですが、これは意外と本人の努力次第でどうにでもなります。

入社4~5年でおおよそ中堅と呼ばれる程度の実力は付くものですが、入社4〜5年後というと、22歳新卒の人は26~27歳くらい、27歳新卒の人は31~32歳くらいになります。

つまり、ざっくり「30前後の中堅の人」という目で見られます。

 

なので、入社から4〜5年頑張れば「30前後の中堅の人」という立場で転職活動できるので、その頃には年齢がどうとか、そうした視点は消えてなくなります。

事実、筆者が転職した時の感覚や周囲の多浪・多留の人たちの話でも、もはや年齢は意識しなくなっていました。

 

そして、1度転職してしまえば、よくいる「30代の中途の人」という目で見られますから、それこそ新卒での遅れなど一切関係無くなります。

ですから、どうしても年齢が気になり、「27新卒かよ…30歳なのに新卒3年目かよ…」みたいな見られ方をするのが耐えられないようでしたら、4〜5年間仕事を頑張って、ワンランク職位が上がったタイミングで転職すると良いでしょう。

職位が上がらなかったら中堅ではなく新人扱いですからね。そこだけは注意しましょう。

以上、ざっくりとした、多留の就職後の様子でした。
あんまり具体的な話が今回はできなかったので…反響が良さそうでしたら、今後もっと具体的な就職後の話をしようと思います。

ではでは、就活終盤戦、まだまだチャンスは数多く転がってますからね。

 

大手も採用基準を下げつつありますし、最後まで諦めずに頑張っていきましょう。

ではまたー。