実はホワイト高給な「営業職」~営業を毛嫌いして損してませんか?

2019年3月2日

世間で嫌われる営業職の真実

 

就活で、高給取りを目指せて、

しかも嫌がる人が多くてねらい目な「営業職」。

 

「営業職は嫌だ!」「なんかノルマきつそう!」「ブラックっぽい!」

という世間の流言に惑わされて、

よく調べもせずに避けるのは勝手ですが、

当サイトを読んで下さる方には、公平な目で判断していただきたく、記事にしました。

 

まず、そもそも論として、

ノルマがきつい、ブラック、といった話は全て「会社」もしくは「適性」次第です。

それは営業職のみならず、一般職も総合職もバイトも派遣も全て同じ。

 

なので、営業職の人やエンジニアの人が叫ぶ

「営業職はブラック!」「エンジニアはブラック!」

という声に、騙されてはいけません。

 

本当にブラックな会社なのか、あるいは単に適性が無いだけなのか、

見抜く必要があるのです。

 

例えば、Googleのビジネス職の新卒社員に、最初にやらせるのは営業の仕事です。

事実、以下のように、配属は「セールス部門」とあります。つまり、営業です。

出典:Google求人ページ

ですが、Googleはブラック企業でしょうか?

 

 …そんなわけがありません。

 

高級ホテルのビュッフェ並みの社食が無料だったり(家族友人も無料)

意味不明なレベルの福利厚生の数々がてんこ盛りだったりと、

ホワイト中のホワイトです。 

 

しかし、Volkersやその他各種記事を見ると分かりますが

それでも、Googleでの働き方に対して不満を持ち、批判する人たちがいるのです。

筆者も一度会ったことがありますが、

「Googleは意外とブラックだよ」などと言っていたのです。

 

もうお判りでしょう。

「営業職だから!」といって、思考停止で毛嫌いするのは、あまりにも愚か。

 

しかし世の中そうした愚か者が多いため、

結果、ホワイトな営業職が、意外と入社しやすいという

我々からしたら大歓迎な実情もあります。

 

(※将来の話をするなら、営業マンは、たとえ40歳でも50歳でも

 実力があればいくらでも転職可能です。

 実力ある営業マンは、どんな会社でも引く手あまた。

 最も将来困らない仕事の一つと言えましょう。)

 

以上を踏まえた上で、営業職の大まかな仕事内容と

ブラック/ホワイトの見分け方をご紹介します。

抜け目なく、ホワイトな営業職の募集を見つければ

それだけで現役で就職した友達より稼げちゃうかもね。

 

そもそも営業にはどんな種類があるのか

 

ブラックな営業/ホワイトな営業を見抜く上で、

そもそも営業職にはどんな種類があるのかを分かっていなければ

お話になりません。

 

というわけで、大まかに営業の仕事内容を2つに分けると

BtoB、BtoCの2種類です。

 

BtoB (Business to Business)とは

 

これは、企業対企業の営業のことです。

法人営業、ホールセールといった呼び方もあります。

このBtoBの中には、新規開拓を行う営業と

すでに顧客となっている企業/リストがある企業を回るだけの、ルート営業があります。

 

共通して言えることは、法人営業の方がホワイト率が高い、ということです。

相手も法人で、営業時間がありますから。

あまりに夜遅くまで残業、とはなりづらいです。(無論、企業にもよりますが。)

 

また、法人営業の場合、基本的に競合の少ない独自の商品を販売しているので、

比較的利益率が高かったり売りやすかったりすることが多いです。

 

企業相手のITサービス販売、文具販売、不動産賃貸/販売、コンサルティング販売、

工作機械販売、証券販売、医薬品販売、その他清掃などのサービス販売…

ありとあらゆる企業に、無数に存在します。見つけたら狙い目です。

 

この仕事に適している人は、自意識が強すぎない人です。

会社の名前で、会社同士の取引を、会社の代表として淡々と粘り強く継続できる人は

適性が高いと言えます。

 

チームスポーツで、チームの勝利のために、

時には自分が汚れ役になることもいとわなかった人は、本当にオススメです。

日系、外資問わず様々な企業が体育会の学生を好む理由も、ここにあると言えるでしょう。

 

逆に、我が強い人は

会社のために、会社の方針に従って動くことを大きなストレスと感じるため、

「ブラックだ!」などと感じる方が多いです。

我が強い人は、BtoBはやめておきましょう。

 

BtoC (Business to Consumer)とは

 

これは企業対消費者の営業のことです。

リテールセールなどの呼び方もあります。

 

ここは、システム化されすぎている場合は、注意が必要です。

例えばコンビニは、商品開発、流通、コンビニのネームバリュー、情報収集、分析など

効率的な売り上げを達成するための様々な仕組みを、本社が開発・運用しています。

そのため、現場の作業員たる店長やバイトは、作業時間ばかり長く、薄給です。

 

逆に、システム化が不十分な場合、高給が狙えると言えば狙えますが、

かなりのハードワークor口の上手さが必要です。

 

BtoCの商材は、保険、ペットボトル飲料、生活日用品、ケータイのキャリアのように

似たような競合製品が非常に多く、

それを十分な量売るには、単純に時間をかけるか、口が上手くなるしかないのです。

 

口が上手い人や上手くなりたい人にとっては、この上ないホワイトな環境となります。

法律スレスレの半分詐欺みたいな販売方法も横行していますし、

それでも売れりゃあOKの世界。だから、我が強くてもOK。

弱肉強食の、個人競技系の体育会出身の人が多いのも特徴ですね。

 

口が上手くなる上、非常に多くの人と接することができるので

異性関係が放蕩になる人も多いです。

若いうちに色々と遊びたいという動機で、BtoC営業職を選ぶのもアリでしょう。

 

逆に、一人では動けない、誰かに指示されて誰かの責任の下働きたい人は

BtoCの営業は不向きです。

「ブラックだ!」と叫びたくなるでしょう。やめておくべきです。

 

営業職のブラック/ホワイトの見分け方

 

最後に、肝心のブラック/ホワイトの見分け方についてお話します。

 

まず、ブラック企業を「低賃金・長時間労働の企業」と定義します。

(適性が無いだけなのに、ブラックだ!と叫ぶ連中のノイズを排除するため、

 なるべく数字だけで公平に判断するためです。)

 

次に、Volkersで平均年収と残業時間を調べてください。

残業代が出なかったり、残業を無かったことにするブラック企業かどうかは

ここを見ればだいたい分かります。

残業代未払いが横行している会社なら、その時点でアウトです。

 

(Volkersに載っていなかった場合は、

 社員さんに、社員訪問と称してこっそり聞いてください。)

 

もし残業代未払いが無さそうなら、最後に、

“月の残業時間×12カ月 + 日8時間×年間の平均出勤日数250日”

の、年間労働時間で、平均年収を割ってください。

そうすれば、おおよその時給が分かります。

 

(※平均年収ではなく、必ず時給で計算しましょう。

例えば平均年収700万円でも、月の残業時間が200時間あった場合は

時給は1600円を下回ります。

 

見かけの数字の大きさではなく、時給換算することではじめて

よりホワイトな企業が見抜けるのです。)

 

どの程度の時給が妥当かは、当然その人の学歴や資格、スキル次第ですが、

時給が1680円を超えていたら日本人の平均以上です。

時給が2000円を超えたらなかなかのもの。

時給2500円やそれ以上なら、素晴らしいの一言に尽きます。

 

(ちなみに、日本人の平均年収は約420万円、

 平均労働時間は、残業時間47時間×12 + 8時間×年間出勤日数250 = 2504時間で

  平均時給は1677円となります。)

 

当然、学歴が平均以下なら、時給が平均以上になるのは難しいでしょう。

ましてや、多浪多留なら、なおさらです。

とはいえ、少しでもいい生活をしたいですからね。

きちんと時給換算し、少しでもいい生活を手に入れてください。

 

ではまたー。