1~2週間で取れる「就活でめちゃくちゃ有利」な、穴場な資格

「就活で何もアピールすることがない。。。」

 

などと悩む必要はないよ、と常々申し上げてきました。現実問題として、多くの方にアピールポイントなんてありませんし、相手企業のことを一生懸命調べて「頑張ります!」と熱意を示せば、内定なんて全然もらえますからね。

 

とはいえ、完全にアピールポイントがゼロだと、自信を持って面接に挑むのはなかなか難しいと思います。

 

ですが、安心して下さい。実は簡単なのに、就活でそこそこ有利になれるオススメ資格があります。そこで今回は、そんなオススメ資格をお話ししていこうと思います。

 

就活で役立つ、1~2週間で身に付く「穴場」な資格とは

 

就活で有利になるのに、簡単に取れるオススメ資格は、以下の3つです。

 

簿記

宅建

ITパスポート

 

もちろん、他にも就活で有利になる資格はいろいろあります。ただ、2週間~1か月で取れる資格としては、以上3つが特におすすめです。

 

以下、それぞれの資格の使える業界や勉強方法を見ていきましょう。

 

簿記

 

1週間で取れる上、意外と評価が高いオススメ資格の代表格は、「簿記」です。

 

簿記、と聞くと「お小遣い帳の企業版みたいなものでしょ?なんかダサいし、役立つ気がしないなぁ…」と感じる方も少なくありません。とにかく、バカにされがちな資格の代表格とも言えます。

 

ですが、実務の世界では意外と、この簿記の知識は実務で役に立つ上、会社からも重宝されます。というのも、あらゆる企業は必ず「会計」をやらなくてはいけないからです。

 

企業は正しく会計処理をしなければ、巨額の罰金を支払わなくてはいけません。また、社会的にも信用を失い、株価は落ち、銀行からの借り入れも難しくなり、そのマイナス影響は計り知れません。

 

にもかかわらず、多くの社員は会計の知識がないため、会計上正しくない処理を「まぁ合ってるでしょ」くらいのノリでどんどん処理します。時には、事務のおばちゃん達が「まぁ多少間違ってるくらい、いっか!」くらいのノリで、平気で個数や金額などを間違えてきます。

 

そんな時、簿記の知識のある人がいると、本当に役立つわけですね。細かな間違いに気づきますし、最終的に税理士や会計士の人に任せる上で、多少でも会計の話が分かるというのは本当にアドバンテージになるのです。だから、簿記ができる人は、就活で重宝されます。

 

とはいえ、ゼロから簿記を、と考えると難しそうに感じるかもしれません。

 

ですが安心してください。1週間で簿記は十分資格が取れるのです。簿記には初級、3級、2級、1級と4段階ありますが(1級が1番難しい)、3級程度なら1~2週間で取れます。勉強時間で言うと、30時間~50時間くらいですね。

 

2級はとたんに難しくなり、200~300時間くらいの勉強量が必要なので、3級で十分です。

 

で、面接の時は「簿記は3級ならもう勉強は終わってます。今2級の勉強しているのですが、むずかしくてまだ取れていません。」などと言えばよいのです。そうすれば、実際には簿記3級しか持っていなくても、「簿記2級を取るために何百時間も勉強した、きちんと会計の知識のある人間」と思われます。内定はより近づくことでしょう。

 

とはいえ、試験日程的に、簿記3級の取得が間に合わない場合もありますからね。そういう時は、「3級は簡単すぎるので、2級から受けようと考えて勉強しています。」とでも言えばOKです。(実際、3級程度の勉強は1~2週間で終わります。つまり2週間以上勉強すれば本当に「2級の勉強をしてます!」と言える程度の知識は身に付きます。)

 

とにかく、みんなバカにして意外と勉強していない資格だからこそ、非常にオススメなのです。

 

宅建

 

宅建は、不動産業界でしか通用しないので、少し役立つ範囲は狭いかもしれません。ただ、日本の不動産業界は、自動車業界に次ぐほど巨大な業界ですし、平均年収も非常に高い業界なので、志望される方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、まともな不動産業者なら、内定を承諾した学生全員に宅建を取らせます。中には、宅建を取るだけで月収が2万円上がる会社もあります。

 

それどころか、オープンハウスのような建物販売をする不動産会社では、宅建の資格が無いとそもそも仕事ができません。それくらい、不動産業界では宅建は大切で、重要視されています。

 

にもかかわらず、意外と宅建を持っていない不動産業界の社員もそこそこいます。めんどくさくてやらなかった方、学生の間に宅建に落ちてしまい、就職後に十分な勉強時間を作れず結局宅建を取れていない方…こうした様々な理由で、結局宅建を取らずに仕事をしている人が出てきてしまうのです。

 

なので、「すでに宅建を持っている」というだけで、企業としては安心して採用ができるわけです。

 

勉強時間ですが、宅建は60時間~100時間で取れます。ネットには「300時間!」などと言っている記事もありますが、嘘です。そんなのんびり時間をかけていたら、逆に最初に覚えた内容を忘れてしまい、受かりません。多くても100時間、短ければ60時間で十分です。

 

勉強が得意な方ですと、もっと短い勉強時間でも大丈夫です。筆者の直接の知り合いでは、中央大経済学部の学生で、30~40時間の勉強で受かった方もいます。

 

なので、普通に1~2週間詰め込めば受かります。余裕をもって確実に受かりたい方は、1か月みっちりやればOKです。

 

資格試験が就活に間に合わなくても、面接で「宅建の勉強をもう2週間以上本気でやっています。次の試験では間違いなく受かると思います。」とでも言えば、好印象間違いなしです。

 

ITパスポート

 

簿記、宅建よりも圧倒的に知名度がないのが、ITパスポートでしょう。というのも、これは社会人に人気な資格だからです。(つまり、社会人ウケがめちゃくちゃいいです。就活でも好印象間違いなしです。

 

ちなみにこのITパスポートは、IT系だけでなく、世の中の全ての企業で求められる資格です。実際、簿記や宅建より遥かに需要が大きく、毎週のように資格試験が行われています。

 

ITパスポート試験は、プログラミングの試験をやるわけではありません。実際にコードを書くのは、エンジニアに任せればOKです。ただ、エンジニアに仕事を任せようと思っても、IT関連の知識や用語を知らなければ、エンジニアの人と何を話せばよいか分かりませんよね?だから、そのための最低限のIT関連の知識や用語を覚えよう!というのがITパスポートなのです。

 

実際、ITの知識の無い人がITの仕事に関わると、悲惨です。最近ではみ●ほ銀行が、大規模な新システム導入をしようと5000億円も使ったわけですが、ITを何も分かってないおじさん達の承認を必要とする、旧態依然とした銀行の悪しき構造の結果、まるで成果は得られませんでした。

 

このように、ITを分かっていない人がITに関わると、悲劇的なほど大損をしてしまうのです。

 

しかし、世の中はIT化、デジタル化がどんどん進んでいます。どんな企業も、IT化は必須です。

 

だからこそ、大手企業ではIT化に対応する為に、ITの知識ある人材が求められているのです。ITパスポートがあればどんな企業に対しても素晴らしいアピールができるというのは、そういう理由です。

 

ITパスポートの勉強時間は、30時間もあれば十分だと言われています。ネットでは、最短2日で合格した~なんて記事もあるくらいです。

 

しかも、ITらしいといいますか、youtubeにITパスポートの勉強動画が数多く載っています。勉強代もタダ、ということですね。学生には助かる話です。

 

さらに、毎週試験が実施されるくらい社会人の間では有名なのに、学生の間ではまだまだ知名度がありません。なので、ITパスポートを持っている就活生はまだまだ少なく、ITパスポートを持っているというだけで簡単に差別化ができるのです。

 

つまり、めちゃくちゃオイシイ資格、ということですね。

 

 

以上、簿記・宅建・ITパスポートと話してきましたが、とりあえず困ったらITパスポートを受けると良いでしょう。万能すぎる資格です。

 

で、経理や事務職志望の人なら簿記、不動産志望なら宅建を勉強すれば、それだけで就活は驚くほど有利になります。

たった1~2週間、最短2日の勉強で就活が有利になり、人生が好転するのですからね。やらない方がアホ、というものです。

 

ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

どれも驚くほど簡単な資格ですし、どれを勉強しても驚くほど好印象を勝ち取れますから。

 

ではまたー。