「メモ」について〜完璧なガクチカを語れ〜

こんにちは。

 

今日は面接時に使う「メモ」の、起承転結とキャラ設定の書き方・考え方についてお話します。

メモって何のこと?って方は前記事を見てください。

 

まず起承転結について。

よくある間違いは、「楽しくサークル活動していた。(起)大学の文化祭に向けてこういう準備をしていた。(承)けど、これこれこういう問題が発生して不和が発生!(転)俺がみんなの間を取り持って解決!無事出し物は大成功(結)」みたいな流れです。

起承転結にはなっていますが、内容が浅いですね。この話だけでは、あなたが面接官でも採用したいとは思わないでしょう。大切なことは

・主体性

・深み

この2つです。順番に見ていきましょう。

 

まず「主体性」について。

上の例では、見てわかる通り主体性がありません。問題が発生したから対応したにすぎません。当たり前のことをしただけってことですね。何もあなたの魅力は伝わりません。

ではどうするかというと、「こうしたかった」「こういう目標があった」といった、主体的な何かを「承」に入れるんですね。

「楽しくサークル活動していた。(起)水泳部で、水泳は小さい頃から続けており、日本学生選手権水泳競技大会という大会での入賞を目指してた(承)」

とか

「アルバイトと投資の勉強を頑張っていた(起)投資家になることが夢で、受験勉強レベルで打ち込んでいた(承)」

とか。

どうでしょう?「何となく楽しくやっていた」みたいなのと比べて全然印象が違いますよね。

本当は学業や資格試験等、仕事に結び付くものに主体的に打ち込んでいた方が望ましいのですが、とりあえずは何でもOKです。

特に、浪人・留年が重なっている方は、「これに打ち込んでいて勉強が疎かになった」とか言い訳できるので、一石二鳥です。

とにかく、主体的に何かに打ち込んだ話を盛り込んで下さい。

 

次に「深み」。これがかなり大切です。

例えば投資を勉強していたとして、その辺のネットで転がっているような情報だけ話をしたとして、「こいつは本気で投資に打ち込んだんだな…」「これだけ何かを深められる奴なら、仕事でも深みを持って活躍できるだろう」などと思ってもらえるでしょうか?

答えは否です。話していて浅い奴はアウトですね。薄っぺらい人間に魅力はありませんし、どこかで聞きかじった話をコピペしてるだけみたいな人間、成長の余地が無いですからね。雑用しかできませんし、雑用なら派遣にやらせれば良いのです。

薄っぺらい印象を与えないよう、なぜ?どうして?どのように?といった、試行錯誤の過程を必ず示しましょう。その過程と、過程で得た示唆こそが、あなたの「深み」として、魅力になるのです。

例えば以下2つを見比べてください。長さもそうですが、色々自分で、考えて検討している過程が見て取れます。どちらを採用したいかと言えば、明らかに後者ですね。

「投資手法はテクニカル分析です。トライアングルや逆三尊を見ていました。」

「投資手法はテクニカル分析です。人間の言動は、ある種パターン化されます。だからこそ、人間の意思決定の結果である値動きも、パターン化されるものと考えます。そこで、まずはよくあるチャートパターンから暗記し、実際のチャートと見比べ、本当に使えそうなパターンや、見るべき時間軸を考え、4時間足で形を見て15分足でエントリするようにしました。チャートの形が出来上がってからでは遅く、チャートの形ができそうだから売買する、という立ち回りにすると、より勝てるようになりました。」

自分の頭で考え、ロジカルに行動し、結果を出す。この流れさえきちんとできていれば、「お、こいつは何かをちゃんと深めてるな」と判断され、次の選考に進めるのです。

具体的には「観察→気付き→実践→成功」って流れで書けるとベストですね。

 

以上、主体性と深み、意識して書いてみて下さい。

 

また、元々留学生向けの就活支援(日本語ESの添削サービス、Webテスト代行・協力、面接実践練習支援等)を個人でやっており、大手商社、大手IT等、様々な企業への内定成功までサポートしておりました。(有料)

気になる方がいたら連絡頂ければ相談に乗ります。