「何でもいいから高い給料が欲しい人」が行くべき業界

2021年7月31日

最も「稼げる」業界とは

 

自分が行くかどうかはともかく、

一番稼げる業界ってどこで、いくらくらい稼いでて、

何をすればそうなれるんだろう?

 

という疑問は、就活をしていれば誰もが抱くはず。

ということで、今回はちょっとしたコラム。

あるいはサラリーマンで最も高い給料がもらえる業界、

金融業界についてお話します。

 

最も稼げる業界は、金融業界

 

滅茶苦茶稼げる業界はどこか、と聞かれたら、

それは、1にも2にも金融業界です。

給料が桁違いです。年収1000万円いかないわけがありません。誰でもいきます。

 

前回の記事の内容に沿って言うならば、

金融業界のフロントオフィス(最前線で金を稼いでくる部門)は

資本装備率も、売上の個人依存度も、そもそも桁違いなのです。

 

金融業界における「資本装備率」とは運用資産残高(AUM)と言いますが、

まずこのAUMが、他の業界ではあり得ないほど青天井です。

一人当たり数十億円~数百億円を平気で運用してます。

 

で、金融の世界でよくあるレバレッジをかけることで

実際に動かしてる資金は、数千億円~数十兆円にもなります。

 

ちなみに、新卒学生向けのOB訪問アプリ

Hello Visits を運営しているVisits Technologyの創業者は

元々ゴールドマンサックスのクオンツトレーダーで、

20代で年棒がヤンキース時代の松井の年棒を超えたそうです。

 

そしてリーマンショック時には数十兆円のポジションを

一人で持っていた、とのことです。(すごく損したそうです笑)

そういう世界です、金融は。

 

他にも、こうした運用を行う、あるマクロ系ヘッジファンドは、

新卒で年収1000万円、その後自動昇給で30歳で年収4000万円になります。

もちろん、出来高ボーナスは除き、です。

 

マクロ系で手堅く稼げる債券運用を手掛ける

ヘッジファンドマネージャーの平均年収は、市場の状況にもよりますが、

リーマンショック後のある一時期は2億円ありました。

 

バイアウトファンドの平均年収も、末端の人間でも

年棒は600万円+インセンティブ(これは成績次第で、だいたい年棒の1.5~2.5倍になる)で

つまり年収は1500万~2100万くらいはもらえるわけです。

末端の、ヒラの、一番低い役職の人間が、です。

 

こうしたバイサイド(機関投資家など)だけでなく、

セルサイド(証券会社。機関投資家などに証券を売る人たち)も給料はものすごいです。

 

映画『ウルフオブウォールストリート』はご存知でしょうか?

あれは完全に、セルサイドのバンカーの話ですね。

平気で年収10億とか20億とかいってます。

 

国内日系証券会社でも、ホールセールの営業トップ層は年収5000万とか。

平均でも2000万は下らず、

大した成果を出さない人でも年収1000万は余裕で超えます。

(ホールセールとは、大口の法人営業。

個人や小口の中小企業への営業はリテールセールです。)

 

もう十分でしょう。

 

このように、金融と言うととっつきにくいですが

幅広く仕事はありますし、

金融が関わる仕事は本当に馬鹿みたいに稼げるのです。

文字通りの桁違いです。本当に年収の桁が違います。

 

だから、何らかの形でこの金融業界に入れたら、最強です。

もう金に困ることなんてありません。

 

多浪・多留が金融業界に入る方法

 

…金融業界に入りたくなりましたか?

そうですよね、筆者も入りたいです。

 

筆者は新卒はコンサルに入ったのですが、

入社後にこうした給与体系を知り、

何とかして金融業界に潜り込もうと悪戦苦闘の日々です。

 

筆者のように後から後悔することがないよう、

多浪・多留の人がどうにかして年収数億の金融の世界に潜り込むための

キャリアの道筋を、様々な人へのインタビューから、まとめました。

 

まず。金融業界は伝統的に、

新卒採用において多浪・多留の人を好みません。

中小証券会社の営業くらいでしょう。可能性があるのは。

 

(※2019年現在、横浜銀行のような地方銀行、いわゆる「地銀」が

新卒の人材不足で非常に困っているという話です。

地銀もねらい目です。ぜひ目指してみてはいかがでしょう?)

 

ですので、新卒入社した中小証券から叩き上げで成果を出し、

そうしたトップラインの企業に中途で転職するのが、王道です。

特に、英語を学び、外資への中途転職を目指す方が、可能性は高いです。

(外資は学歴は見ず、ただ「こいつはカネを稼げるのか」だけ見られます。)

 

あるいはコンサル、不動産の運用などの切り口から成果を出し、

転職する道もあります。

 

そうでなければ、会計士の資格を取り、Big4に入り、

そこからステップアップで転職するのも良いでしょう。

 

こんなところです。

金融のフロントは、人類のトップラインの給料なだけあって、

目指す道はそう簡単ではありません。

 

ですが、夢もなくダラダラ生きるよりは

よっぽど刺激的で楽しく働けるし、

結果として転職ができなくても、十分出世して

年収1000~1500万くらいはいくと思います。

 

ワンチャン狙ってみてはいかがでしょう。

 

ではまた。